1. TOP

  2. >
  3. ブログ
  4. >
  5. ビジネス講座
  6. >
  7. 就労レク・ビジネスマナー
  8. >
  9. ビジネスマナーカリキュラム『言葉遣い』 敬語の種類と使い分け

ビジネスマナーカリキュラム『言葉遣い』 敬語の種類と使い分け

敬語を使う

みなさまこんにちは。障碍者ITカレッジ愛西の就労支援員です。
先週のビジネスマナーは『言葉遣い』でした。
利用を始めたばかりの初めて参加するメンバーで行ったので敬語を使う理由や敬語の種類や使い分けなどについて考えました。

目次

敬語を使う理由や目的

カリキュラムの様子

まとめ・感想

1.敬語を使う理由や目的

敬語は何のために使うのでしょうか?

敬語を使った会話
  • 相手に敬意をはらっていることを表現するため
  • 人間関係を円滑にするため
  • 話し手の品位を保つため

このような理由で使われている方が多いと思います。

カリキュラムを始める前に、どうして敬語を使わないといけないのかを質問したところ
「敬語を使わないと失礼だと思われるから」
「上下関係をはっきりさせるため」
という意見がかえってきました。

初対面の方や後輩から友達のような言葉遣いで話されると戸惑ってしまいますし、良好な人間関係を築いていく機会を失ってしまいます。

公の場では社会人として相手を尊重することが求められます。

お互いの立場を尊重しあい認め合うという気持ちが「敬語」の根底にあるといえます。
現代では「敬語」は社会生活を送るうえでのモラルだとも考えられます。

敬語は大きく分けて3種類

敬語は大きく分けて尊敬語・謙譲語・丁寧語

尊敬語:自分より目上の相手の動作や状態、所有物に対して使い、相手への敬意を表す表現です。

謙譲語:へりくだった言い回しになります。自分より目上の方と話すときに自分や自分の身内を低く見せて相手に敬意を表します。

丁寧語:「です」「ます」を使い言葉遣いを丁寧にします。

敬語には種類があり、正しく使い分けることも社会人としてのスキルのひとつです。

2.カリキュラムの様子

資料をモニターに映し、敬語の種類や使う相手を一緒に再確認しました。

この日は普段から丁寧な言葉遣いを意識しているメンバーで、敬語に種類があることもご存じでした。(知っていました?)
ただ、正しく使い分けられているか不安、話の最中に咄嗟に敬語がでてこないと話しており、「です」「ます」を語尾に付ける丁寧語は問題ないけど尊敬語や謙譲語には不安があることが分かりました。

資料を見て敬語の種類や使い分けを再確認したあとは、穴埋め形式の問題が書かれたプリントをお配りし、全員で一緒に解きました。

一人称や謝罪するときの言葉、ねぎらいの気持ちを表す言葉などは皆さん戸惑うことなく正解していました。

尊敬語や謙譲語の表の中に正しい敬語を入れることも問題はありませんでしたが、状況や場面、相手をイメージした使い分けの問題には頭を悩ませていました。

スタッフがヒントをだし、どこが分からなかったのかを知ることでより理解を深めることが出来たのではないかと思います。

また、「拝見させていただきます」「問題ございませんでしょうか?」など無意識で使ってしまう二重敬語や
意味なく付け加えてしまう「~のほう」といった表現
こういった言葉遣いも正しくはないので気を付けていく必要があることを説明しました。

どんな場面で使い分けが難しいと感じるかや、クッション言葉の重要性などスタッフの経験も伝え自分のために敬語を覚え使っていきましょうという話でカリキュラムを終えました。

3.まとめ・感想

尊敬語や謙譲語を使い分けるには慣れが必要です。
丁寧に話さなくては!と敬語を意識しすぎて間違った表現になってしまうことも往々にしてあるかと思います。

勉強すればすぐ使えるようになるものではなく、日々の生活で敬語を使いながら覚えていくことが大事だと思います。

敬語を正しく使いこなすことよりも、相手に対し敬意をはらいできるだけ丁寧に話そうとする姿勢が何よりも大切です。

スタッフも訓練生さんも積極的に敬語を使用し、就職後自信を持って職場の方と話せるよう事業所で一緒にたくさん練習していきたいと思います。