みなさまこんにちは。障碍者ITカレッジ愛西の就労支援員です。
今週の就労カリキュラムでは、応募したい企業に出会ってからの流れや準備についてお話させてもらいました。
1.就職活動の進め方
求人検索を行い、応募したい企業が見つかったら、その企業の魅力を探していきます。
ITカレッジ愛西では”企業研究”をとても大切にしています。
企業のホームページなどを活用し、事業内容や特徴を詳しく調べることで、その企業の魅力や応募理由を明確にします。
これにより、ミスマッチを防ぐとともに、面接時にしっかりと熱意を伝えることができます。
企業研究を十分に行い、応募の意思が固まった段階で、ハローワークを訪れて紹介状を受け取り、準備を進めます。
履歴書や職務経歴書、障害についての資料など、企業に提出する書類も準備作成していきます。
面接に向けて、集合時間や集合場所、持ち物、服装、経路、周辺施設など、詳細を就労スタッフと打ち合わせし、万全の準備を整えます。
加えて、企業の設備や雰囲気について気になる点を話し合い、見学を希望する場合は事前に確認できるよう手配します。
企業をより深く理解するためには、就労スタッフと訓練生が同じ目線で企業を見ることが重要です。
そのため、事前の打ち合わせも欠かせません。
さらに、面接に備えて模擬面接を実施し、実際の面接に向けた準備を行います。
見学体験が可能な企業については、積極的に見学をさせていただくようにしています。
支援機関から企業の情報が届くことがありますので、訓練生の皆さんにはその情報も提供しています。
見学や面接、体験、実習に参加した後は、必ず報告書を提出し、振り返りを行っております。
課題を見つけたり、今後の成長や就職後に向けて非常に重要な時間となります。
スケジュール管理は訓練生自身が行い、書類作成のタイミングや、事業所で行っている軽作業訓練当番の調整、早退・遅刻・欠席の届け出など、当日に備えた準備を進めます。
こうしたスケジュール管理の経験は、就職後にも役立つスキルとなるため、しっかりと練習を重ねていきます。
2.カリキュラムの様子
このカリキュラムは、実際に就職活動を行っている方や、これから活動を開始する訓練生を対象としております。
この日参加した訓練生の皆さんは、今後の進行や流れについて熱心に耳を傾けていました。
すでに就職活動をしている訓練生は、改めて流れを確認し、大切なポイントを復習する時間になりました。
また、報告書の書き方や、支援機関からいただくヒアリングシートの見方についても、詳しく説明させていただきました。
内容は堅い話が多かったものの、参加者同士で笑いが起きる場面もあり、非常に和やかな雰囲気の中で進行することができました。
3.まとめ・感想
『活動を開始すると早くて1～2か月後には企業で働いている』ということを再認識した話になりました。
企業研究の大切さや、見学体験実習の重要さが伝わるカリキュラムだったと思います。
しっかり訓練生さんと向き合い、ミスマッチを少しでも減らし、ご自身にあった働き方が見つかるようにサポートしていきます。
