みなさまこんにちは。
障碍者ITカレッジ愛西の就労支援員です。
ITカレッジ愛西では少しずつステップアップしながら就職活動を進めていっています。
今週は就職活動をするための基礎を終え、実践にうつるためのカリキュラムを行いました。

1.就活準備の流れ実践編とは
通所に慣れてきた頃、就労スタッフから「就活準備の流れ」という就労に関するカリキュラムをご案内させていただきます。
まず最初に行う基礎編では、目標を設定したり、自分自身と向き合うことを目的とした書類作成を行います。
基礎編の後半では、履歴書や職務経歴書、さらには障害に関する資料作りを進めていきます。
基礎編は約2ヶ月ほどで終了し、その後面談を経て実践編へ進みます。
実践編では、どのような企業で、どのような働き方をしたいのかをじっくり考えていきます。そのために、求人票を見たり、企業研究を行ったりします。
理想の働き方や希望する職種については、就労スタッフが丁寧にヒアリングを行い、同じ目線でその方に最適な企業選びをお手伝いさせていただきます。
基礎編で作成した履歴書や職務経歴書を、実際に企業に提出できる状態に整えていきます。
提出書類は1ヶ月ほどで完成させ、その後面談を終えたら、いよいよ本格的な就職活動が始まります。

2.カリキュラムの様子
この日の参加者は一名でした。
見本を参考にしながら、提出書類の記入方法をひとつひとつ丁寧にご説明しました。
実践編では、ご自身のストレスについて整理をして、一番元気になれる道具箱なども想像していただきます。
愛知県では年に一度「就職面接会」という大きなイベントがある為、その時を想定して、求人票が多数掲載されている冊子を見ながら興味のある企業を見つける練習を行います。
初めに「譲れない条件は何ですか?」や「どこを一番重要視していますか?」といった質問を通じて現在の希望条件を確認し、求人票を見るポイントなどをアドバイスしました。
さらに、通勤手段や通勤時間についてもお聞きし、実際にどのような働き方をイメージできるか考えました。
より具体的に就職後のイメージを膨らませていただくことができました。
就労カリキュラムでは、毎回必ず”企業研究”の重要性についてお話ししていますが、今回の「就活の流れ 実践編」でも企業研究の大切さについて再度触れました。
また、職務経歴書やプロフィールシート、障害に関する資料の修正方法についても説明し、今後のスケジュール管理の重要性についてもお伝えしました。

いよいよ就職活動が本格的に始まるということで、訓練生さんも真剣に話を聞いており、就職に対する意欲を感じることができました。
3.まとめ・感想
実践編では、企業に向けた書類作成が中心となるため、基礎編よりもさらに内容が濃くなります。
実践編カリキュラムが終了すると、いよいよ本格的な就職に向けた実践を行っていきます。
模擬面接を中心に自己PRや強みを整理しながら書類を作り、少しでも多く面接で伝えられるように準備をしていきます。
私たち支援員も、参加者一人ひとりに寄り添い、特性や強みをしっかりと把握し、就職後も安定して長く働けられることを願い、常に最適な支援となるよう全力で行っていきます。
