みなさまこんにちは。障碍者ITカレッジ愛西の就労支援員です。

3月開催 就活セミナー(当事業所にて)を実施いたしました。

今回の講義内容は下記でした。
- 職業準備性ピラミッド
- 職場見学、職場実習、職場体験、トライアル雇用について
- 定着支援
訓練生の皆さんに事前アンケートにご協力いただきましたので、その質問にお答えしました。
1.職業準備性ピラミッド
就職を準備するために必要なものはどんなものか、自分ができているかチェックしやすくピラミッド型の図式になっている。
(土台になる1番下が大事になり上へ向かい順に目標へ到達)

[職業適正]
[基本的労働習慣]
[対人技能]
[生活のリズム・日常生活]
[健康管理・病気の管理・体調管理]
2.職場見学、職場実習、職場体験、トライアル雇用について
職場見学ではどういう所を見ると良い?
気になる所は皆違うので事前に準備が必要。
イメージ(想像)がわかない不明点はチェックポイント
匂い、音、休憩室、人の流れ、パーソナルスペース等の物理的環境、人柄、女性多い、男性多い、職場での会話等の人的環境をチェック
職場実習と職場体験の違いは?
当事業所では、採用につながる実習を職場実習と呼んでいますが、実際の企業様にご協力いただき職場の業務を擬似体験する事を職場体験という位置付けにしております。
どちらも賃金や交通費の発生はありませんが、出勤扱い(基礎工賃付)になります。
トライアル雇用と試用期間や研修期間・見習期間の違いは?
トライアル雇用の有無は企業様によります。現在の障害福祉サービスを併用して雇用契約を結ぶことができます。
試用期間とは異なり賃金は正規と同様の額が支払われます。
職場実習や職場体験はどこまでできるか?
通常応募の場合、就業経験が少ない方など職場のイメージをつけづらいので見学・実習から進むことができるか希望を出し相談させていただいています。
また企業様からも実習のための面談会などの求人情報を支援機関専門に案内をいただいています。
事務職の実習は数少なく貴重なご案内の機会となります。
職場実習期間は?
企業様により様々な期間設定があり、一般的に多いのは3〜5日間。
平日の5日間を実習し翌週の様子もみられる企業様では10日間等も実際にあります。
3.定着支援
定着支援とは?
障害福祉サービスのひとつで、就労先の労働環境や業務内容に順応し長く働き続けられるように支援することが目的です。
具体的には、就職後に生じた課題(悩みやトラブル)に対して、就労定着支援員が障害者本人と会社を仲立ちし、相談や助言など必要な支援をおこないます。
定着支援の期間は?
入社して半年後の日から3年間。
定着支援ではどれくらいの頻度で連絡をとっている?
対面で月に1回以上が原則。
当事業所では土曜日の開所日の面談が多いです。
面談以外ではメールや電話でも状況確認をすることもあります。
就労定着支援サービスのメリットは?
就職後は新しい環境で過ごすため、悩みや不安はつきもの。
長く働くためには何が必要なのか、その必要性はどこにあるのかなど人それぞれ感じることは違ってきます。
就労定着支援サービスを利用すると次のようなメリットがあります。
- 生活面・体調面・就業面での支援が得られる
- 会社に言いにくいことも相談できる
- 就労定着支援員の仲介のもとで、会社に「職場での配慮」を相談することができる
等、困り事や不安な事の解消がメインではありますが、私たちは企業様からも情報をいただき確認し、できていることの整理もし、ご本人に自信をつけてもらいたいとも思っています。
4.まとめ
皆様の就職後については職員一同、何かお手伝いをしたいと考えています。
いつも応援しています!